マンションやアパートの美観と資産価値を維持するために欠かせない共用部清掃。特に、日常清掃では落としきれない汚れを除去する定期清掃は重要です。
その定期清掃の品質を支える重要な作業の一つが、「必要な箇所への適切な養生」です。
「養生」とは、清掃作業中に水や洗剤、汚れなどが飛散して、建物設備や入居者様の私物を汚したり、破損させたりするのを防ぐための保護作業のこと。適切な養生は、清掃品質を高め、建物を保護するだけでなく、無駄なコストを抑えることにも繋がります。
今回は、この「養生」の必要性と、ソラダムがどのように適切な養生を行っているかについて解説します。
高圧洗浄機を使用する定期清掃などでは、水や洗浄剤が広範囲に飛び散る可能性があります。もし必要な箇所への養生を怠ると、以下のようなリスクが考えられます。
こうしたトラブルを防ぎ、安全かつ確実に共用部清掃を進めるために、リスクのある箇所への適切な養生は欠かせません。
ソラダムでは、定期清掃の内容や建物の状況を判断し、本当に保護が必要な箇所を見極めて、以下の箇所を中心に適切な方法で養生を実施します。過剰な養生は行わず、効率的な作業を心がけています。
お客様から「ドア下の部分は養生しないの?」とご質問いただくことがあります。ソラダムでは、ドア下部の養生は基本的に行っておりません。
理由としては、全ての部屋のドア下部を養生するなど、必要性の低い箇所まで過剰に養生を行うと、作業時間が大幅に増加し、それが清掃料金の上昇に繋がってしまうためです。ソラダムでは、コストパフォーマンスも考慮し、本当に必要な保護作業を優先します。
その代わり、ソラダムでは清掃作業前に必ず「お知らせ」の張り紙を掲示し、入居者の皆様に清掃日時と作業内容(特に水を使用する旨)を周知徹底しております。これにより、玄関周りに濡れては困るものを置かないようにご協力をお願いしたり、水の飛散を最小限に抑える作業方法を選択したりすることで、コストと品質のバランスをとっています。
※ 玄関ドアと室内の床との間に段差がなくフラットな構造など、ドア下部から水が浸入しやすい構造の場合は、個別に対応が必要となる場合がございます。その際は、ドア周りを別途養生いたしますので、お見積もり時や作業前にお申し出くださいますようお願いいたします。
エレベーターピット(最下部)には、運行機材などが設置されているため、定期清掃時にはドア下から水が浸入しないように細心の注意を払い、必要な箇所を確実に養生します。
このように、水の侵入を防ぐようにエレベーター下部をしっかりと養生した上で、床洗浄などの作業を行います。
養生を撤去した後は、このように養生付近の汚れが残っている状態になります。
洗剤とハンドブラシを使用して除去します。
最後にウエスで拭きとれば、このように養生周りの汚れも取れ、綺麗な状態に仕上がります。
「養生」は、共用部清掃、特に水や専門機材を使用する定期清掃において、トラブルを防ぎ、建物を保護するための重要な工程です。しかし、闇雲に養生範囲を広げるのではなく、本当に必要な箇所を見極め、適切な方法で行うことが、品質とコストパフォーマンスの両立に繋がります。
ソラダムは、清掃箇所だけでなく、その周辺環境にも配慮し、必要な箇所への丁寧な養生と、無駄を省いた効率的な作業を両立することで、お客様にご満足いただける高品質かつ適正価格なサービス提供に努めています。
マンション・アパートの美観維持、資産価値向上をお考えなら、ぜひソラダムの定期清掃サービスをご検討ください。