
マンションやアパートの維持管理において、清掃は欠かせない業務です。しかし、できる限りコストは抑えたい…というのが、オーナー様や管理者の皆様の本音ではないでしょうか。
私たち清掃業者は、現場で様々な管理状況の物件を目にします。中には、予算の都合で、月に1~2回の「日常清掃のみ」を行っているマンションや、逆に、日常的な清掃は全く入れず、年に1~2回の「定期清掃のみ」を実施しているマンションも少なくありません。
コストを極限まで抑えたい場合、この二つの選択肢は果たして有効なのでしょうか?
そして、もしどちらか一方を選ぶとしたら、どちらを優先すべきなのでしょうか?
この記事では、多くの清掃現場を見てきたソラダムの経験に基づき、「日常清掃のみ」「定期清掃のみ」の場合にそれぞれどのようなメリット・デメリットがあるのかを徹底比較し、皆様の物件管理の目的や状況に合わせた最適な選択のヒントをご提案します。
「そりゃそーだ!」という結論になってしまいましたが、どちらか一方を選ぶ場合、どちらが優れているということではなく、「何を最も重視するか」で答えは変わります。
どういうことか、具体的な物件を例に、5つの観点から詳しく見ていきましょう。
【比較モデルケース】
・建物:3階建て・12世帯の単身者向けマンション
・日常清掃のみの場合:月1回実施
・定期清掃のみの場合:年1回実施
まず、最も気になる料金から見てみましょう。
1回あたりの作業単価は、専門機材や技術を要する定期清掃の方が高くなります。しかし、実施回数が少ないため、年間の総額で比較すると「定期清掃のみ」の方が安価になる傾向があります。
次に、物件の見た目、美観についてです。


【注意点】
ただし、敷地内に雑草が生い茂る、照明周りにクモの巣や虫の死骸が大量に発生する、ゴミ置き場が日常的に汚れるといった問題がある場合は、年に数回の定期清掃だけでは対応しきれず、日常清掃が必須となります。
入居者様からのクレームは、管理の手間を増やす大きな要因です。
これらは、日常清掃の範囲で対応・発見できることが大半のため、日常清掃を入れている方がクレームは格段に少なくなります。


清掃を委託する目的の一つに、管理の手間を減らすことも含まれます。
長期的な視点で、物件の資産価値にどう影響するでしょうか。
【役割の違い まとめ】
・日常清掃: 美観維持、クレーム予防、清掃外業務(不備発見など)の対応
・定期清掃: 美観向上、他物件との差別化、第一印象アップ、衛生面の向上
ここまで、「日常清掃のみ」「定期清掃のみ」を比較してきましたが、これはあくまで究極の選択をした場合のシミュレーションです。
清掃費を極限まで抑えたいというご要望は、私たちも痛いほど理解しております。しかし、どちらか一方だけでは、必ずどこかにデメリットや管理上の穴が生まれてしまいます。
理想は、やはり両方をバランス良く組み合わせることです。
例えば、
「日常清掃は2ヶ月に1回に抑え、その分、定期清掃を年1回しっかり入れる」
「日常清掃は月1回、定期清掃はスポットで実施(1~3年に1回実施)」
といったプランが考えられます。
さらに、ソラダムではもう一つの選択肢として、日常清掃と定期清掃の「ハイブリッドパターン」もご提案可能です。これは、コストと品質のバランスをさらに追求した、全く新しい清掃仕様です。
このように、物件の特性やご予算、オーナー様が何を最も重視されるかに合わせて、オーダーメイドで清掃プランを組み立てることが、最も費用対効果の高い方法だと私たちは考えています。
清掃費をただ削るのではなく、まずは「何のために清掃を入れるのか」という目的を明確にし、私たちのような専門業者にご相談ください。皆様の物件にとって、本当に必要な清掃と、その最適なバランスをご提案させていただきます。