最近・・・とうかここ数年、世の中が異常なスピードで変化していると感じている方も多いのではないでしょうか。
1人1台のスマートフォンでどこからでもネットに接続可能。車は所有からシェアへ。音楽はCDを買わずにネットからダウンロードしたり、定額料金で聞き放題。本は電子書籍で読む人が増え、家電は店舗で見てからネットで購入・・・
挙げたらきりがないほど、たくさんの変化が日々起こり続けています。
今まで常識だったことがそうでなくなり、非常識だったことが常識になるような大きな変化が起きています。
清掃業界も例外ではなく、家庭用のお掃除ロボット「ルンバ」が爆発的な人気となり、業務用では完全自動で床の掃除をしてくれるロボットが開発され、既に実際の現場での実証実験に入っています(詳しくは以下の記事をご覧ください)。
こうした変化の時代においては、常に新しい情報をキャッチすることはもちろん、今まで当たり前にやっていたことを見直し、変えていくことが必要になります。
例えば清掃について「一番綺麗にする方法ってなんですか?」とお客さんに質問されたとき、どのように回答しますでしょうか?
「この素材にはこの成分が入った洗剤と資機材を使うと綺麗になります」
「ワックスで床材を保護し、ワックスが劣化してきたら剥離をして再び綺麗なワックスを塗布します」
「週に1回の日常清掃、2ヵ月に1回の定期清掃で綺麗な状態を維持できます」
・・・
色々な回答が出てきそうですが、答えはこれではないかと思います。
「汚れたらすぐに掃除する」
当たり前だろ!と怒られそうなことですが、これこそが最強の清掃方法だと思うのです。
今現在、マンションの共用部を清掃している方なら、機械洗浄の頻度は年に2~4回、多くても月に1回とかではないでしょうか。
ハウスクリーニングをやっている方ならお風呂場にびっしり付いた水垢を見て、「何年間も清掃していなかったんだろうな・・・」と思うのではないでしょうか。
もしもマンションの共用部を毎日機械洗浄できたらどうでしょうか。
ハウスクリーニングでお風呂場の清掃を毎日できたらどうでしょうか。
言うまでもなく、常に綺麗な状態を維持できます。
今までは、毎日作業員が現場に行って清掃を行えば、その分料金が上がってしまうので、毎日清掃するという選択肢は最初からありませんでした(日常清掃などの一部例外はあります)。
しかし、もしこれらの作業をロボットができるようになったら、今までの常識は変わるのではないでしょうか。
毎日決まった時間になったらマンションの共用部を自動で洗浄するロボット。
お風呂に入った後、自動でお風呂場内を洗浄するロボット。
(もしかしたら一般的なロボットのような形をしていないかもしれません・・・)
もちろん、今現在でこれらについて実用的なロボットが出てきているわけではありませんが、近い将来にほぼ必ず出てくると思っていてよいのではないでしょうか。
そのときに、今の仕事を奪われる!と不安であたふたするよりは、これらのロボットをどう使って仕事をしていくかを考えたほうが建設的です。そうすれば、仕事に困らないだけでなく、業界をリードする存在になることも夢ではないと思うのです。
今の世の中の変化の流れに逆らわず、使えるものはうまく使っていくことが大切だと思います。