アパート、マンションの日常清掃(巡回清掃)を行うとき、ホウキによる掃き掃除やホースで水を撒くだけではなかなか綺麗な状態を維持することは難しいと思います。
そのため、機械洗浄による定期清掃を仕様に組み込むことが業界では当たり前になっていますが、費用が高くなり、また日常清掃で美観が維持出来ていないデメリットがあります。
そこで、お勧めしたいのが、日常清掃でも負担が少なく美観を向上できるこちらのブラシです。
「ホースに繋いで水が出るブラシ」
非常にシンプルな道具ですね。ブラシによる水洗いをしたことがある方ならわかると思いますが、ブラシでこすって水を撒くというのは非常に負担の大きな作業です。それをこのブラシ1本で2役をこなしてくれるため、かなりの負担軽減になります。
実際にアパートの共用廊下で作業してみましたのでご覧下さい。
今回ご紹介するのはタカギの「伸縮型パチットデッキブラシ」です。
ブラシとホースをワンタッチで接続でき、伸縮するので腰への負担も軽減されます。ただ、ブラシに水を止めるコックが付いていないため、水がでっぱなしになるデメリットがあります。
同じくタカギから通水・止水できるジョイントが出ていますので、それをホースに付けることをお勧めします。本サイトで取り付け方をご紹介していますので、ご参考下さい。
⇒ 『 ホースには 通水・止水できるジョイントを付けるべし! 』
まずは散水栓にホースを取り付けます。ホースの長さが足りない場合はホースを延長します。
ホースの設置が終わったら、ホースにブラシを接続します。ワンタッチ式なので、簡単に接続できます。
続いてブラシの長さを調節します。78cm~124cmまで伸縮します。
最後に止水・通水ジョイントのコックをひねって水を出せば準備完了です。
水はブラシの中央から出てきます。本当はブラシの形に合わせてシャワー状に噴射されればより良いのですが、そこは今後に期待というところですね。
あとは、ひたすら床をこすります。水が出ているのでブラシと床の抵抗も少なく、こすりやすいです。それにブラシの左右の形状が開いているため、共用廊下の隅にもブラシがうまく当たってくれます。
ブラシでこすった後は、水で軽くすすいであげると仕上がりが良くなります。ここでは、ブラシを外して散水ノズルなどに付け替えても良いかと思います。
如何だったでしょうか。月に1回以上の高頻度で定期清掃を行っている物件では必要ありませんが、年に1~3回ぐらいしか定期清掃に入れない物件であれば、一考の余地があるのではないでしょうか。
今回使用した製品は以下の通りです。